最近身の回りのインスタグラマーさんが「シャドウバン」に悩まされています。本ブログでは、なぜシャドウバンが起こるのか、その対処法についてまとめます。

国内・海外のサイトを複数調べ情報を集めました。常に最新情報に更新していきたいと思います。必要な項目について、目次からも参照できます。

Instagram(インスタグラム)のシャドウバンとは

参考資料:https://blog.hubspot.com/marketing/instagram-shadowban

インスタグラムのシャドウバンとは、ハッシュタグの検索結果に投稿が表示されない事象が起こること。シャドウバンが起こると、非フォロワーがプロフィールやコンテンツを発見できなくなります。投稿は既存のフォロワーには引き続き表示されますが、他のユーザーには表示されません。

簡単に言うと、「ハッシュタグ」の人気投稿に表示されなくなったり、「発見」に載らなくなったりすることが起こります。

シャドウバンされたよ~というお知らせは来ませんw

シャドウバンが起こると、インプレッション数が急激にダウンすることで、シャドウバンが起こっていることに気づくことになります。

ちなみに…このシャドウバンはインターネット用語であり、インスタグラム社(つまりFacebook社ですが)はこのシャドウバンについて明確に言及したり、公式発表したことはありません。

ただし、2017年3月1日に、以下のような投稿をFacebookページで行いました。

私たちはユーザーがハッシュタグ検索に問題が起こり、投稿が表示されなくなったことについて理解をしています。引き続き、可能な限りのシステム改修を行っています。

コンテンツを伸ばすのであれば、ハッシュタグではなく、ビジネスの目的や目標に焦点を当てることをお勧めしています。Instagramで成功するためには、適切なユーザー層をターゲットにした成長戦略を持つことが重要です。

Instagramの良いコンテンツとは単に「良いクリエイティブ」というだけなのです。そして、どのようなマーケティングチャネルにも当てはまる、3つの創造的な原則に則っているだけなのです。

-独創的で存在感を持つビジュアル

ロゴ、象徴的なブランド要素、ブランドカラー、有名な製品を含めることで、コンテンツを明確にし、ユーザーが容易にブランドを認識できるようにすること

-ストーリーテラーになる

あなたのビジネス上の目的を表現する「ストーリー」を語りましょう。特定の製品の認知度を高めたい場合でも、売上を伸ばしたい場合でも、あなたのゴールに向かって、世界観を作り上げるのです。

-想像力を発揮してください

目立つように工夫すること。Instagramのために特別の何かが必要、ということではなく、ユーザーに刺激を与えるために、普段のビジネスと同じように、コンテンツに多くの愛と関心を注がなければならない、ということです。

ご理解のほど、よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

Instagramチーム

https://www.facebook.com/instagramforbusiness/posts/we-understand-users-have-experienced-issues-with-our-hashtag-search-that-caused-/1046447858817451

これは明確に「シャドウバン」を認めたわけではありませんが、特定のハッシュタグにおいて表示されないなどの不具合が起こっていることを示唆したことになります。

2021年Instagram社からの公式見解が発表に!【2021年6月9日更新】

2021年6月8日、ついにインスタグラムからの公式見解が発表になりました。

インスタグラムの責任者であるAdam Mosseri氏(元フィード責任者でデザイナー)が公式ブログの中でこのように述べています。

“Shadowbanning

People often accuse us of “shadowbanning” or silencing them. It’s a broad term that people use to describe many different experiences they have on Instagram. We recognize that we haven’t always done enough to explain why we take down content when we do, what is recommendable and what isn’t, and how Instagram works more broadly. As a result, we understand people are inevitably going to come to their own conclusions about why something happened, and that those conclusions may leave people feeling confused or victimized. That’s never our intention, and we’re working hard on improvements here. We also manage millions of reports a day, which means making a mistake on even a small percentage of those reports affects thousands of people.


We also hear that people consider their posts getting fewer likes or comments as a form of “shadowbanning”. We can’t promise you that you’ll consistently reach the same amount of people when you post. The truth is most of your followers won’t see what you share, because most look at less than half of their Feed. But we can be more transparent about why we take things down when we do, work to make fewer mistakes – and fix them quickly when we do – and better explain how our systems work. We’re developing better in-app notifications so people know in the moment why, for instance, their post was taken down, and exploring ways to let people know when what they post goes against our Recommendations Guidelines. We’ll have more to share soon, and we’ll also go more in-depth on these topics in this series.

Shedding More Light on How Instagram Works-Adam Mosseri

全文はGoogle翻訳などで読んでいただければと思うのですが…

Mosseri氏曰く…「インスタグラムがどのように機能しているかの説明が不十分」なので、混乱させたり、不安や疑問に思う声が多数上がっていることは理解していると記載したうえで

この文中で、彼は「一日何百万ものレポートを管理していて、そのレポートの一つでも間違いを犯せば、数千人に影響を及ぼす」と書いています。

この「レポート」はおそらく「報告」のことで、シャドウバンのような現象が起こる決定的な理由のひとつと考えてもいいのではないかと推察できます。

複数の報告に、正確に対応しているようにはしているが、いかんせん処理数が多いため、ミスがあった場合に迅速に修正できるような方法を模索していて、今後もこの公式ブログの中で解説していくそうです。

という訳で以下は公式が発表したものではありませんが、コミュニティガイドラインの違反、及びユーザーからの報告が起こりやすくなっているものと考えますので、参考程度にご覧ください。

Instagram(インスタグラム)でシャドウバンが起こる理由

Instagram(インスタグラム)でシャドウバンが起こる理由について、インスタグラム社からの正式発表があったわけではないのであくまでも憶測ですが、日本国内外のさまざまな情報を集めた結果、下記の通りになりました。

インスタグラムでシャドウバン①Botや自動化サービスを利用している

インスタグラムで使えるさまざまなツールが存在していることは、皆さんも知っていることと思います。自動でフォロワーや特定ハッシュタグのユーザーにいいね!やフォロー、コメントをするアプリケーションを利用している場合は、シャドウバンの対象になります。

インスタグラム社は利用規約に「有意義で純粋なやり取りを大切にしてください」と定めています。これに違反すると考えられます。

インスタグラムでシャドウバン②Banned Hashtag、タグバン

Banned Hashtagとは…タグは検索されても、表示されないタグのことです。現時点では「英語」のハッシュタグのみで、日本語のハッシュタグには採用されていないようですが…例えば「#valentinesday」など、普通に日本人でも使用していまいそうなタグも設定されています。

毎年のようにリストの追加、削除がありますので、ハッシュタグは必ず使用前にチェックをしたほうがよさそうです。

また、同一ハッシュタグを常に使用することは「タグバン」が起こります。同一のハッシュタグをコピペで使用しないで、コンテンツにあったタグを、毎回設定してください。(面倒ですが)

インスタグラムでシャドウバン③規約違反

知らないうちに犯している規約違反…再度Instagramの規約を確認してください。例えば、皆さんが知らないうちによくやってしまっていることは以下の規約です。

写真や動画は、自分で撮影したか共有する権利を得ているもののみをシェアしてください。

https://www.facebook.com/help/instagram/477434105621119/

例えばですが「スクリーンショット」画像や、ECサイトの商品画像などを引っ張ってきていませんでしょうか?事前に許可を得ている場合は「キャプション」に許可を得ている旨、記入しましょう。

例えば「お借りしました」といった記入が、Postに見られることがありますが、これも規約違反になる場合があります。これらを厳しくインスタグラムが取り締まっている可能性もあります。特に、影響力のあるインスタグラマーの場合は、露出量が大きいため、シャドウバン対象になることもあります。

2020年のポリシー改正で、プレゼント企画にも注意を払う必要があります。詳細は下記にまとめていますのでご確認ください。

再度、規約を熟読し、規約違反をしている投稿がないか、確認しましょう!

インスタグラムでシャドウバン④報告

インスタグラマーが最も恐れなくてはならないのは「報告」だと思われます。

悲しいことに、アンチ活動や妬みによって、「報告」をしている人も一定数存在します。報告行為そのものは防ぎようがありませんが…報告を複数受けている場合は、シャドウバンされやすくなるので、その場合はFacebook社に問い合わせすることをおすすめします。(問い合わせ方法は後述します)

インスタグラムでシャドウバン⑤センシティブな話題を投稿している

最近インスタグラマーの間でまことしやかにささやかれているのが「マスク」や「体温計」のポストやストーリーを流すとシャドウバンされた、という話です。

マスクや体温計など、便利なものやイイモノは「教えたい!」と思うのがインスタグラマーだと思います。しかし…新型コロナウイルス感染症に関する話題は「センシティブ」なもの、とみなされているのではないか?といわれています。

他にも、たばこに関する話題(お酒の話題は大丈夫そう、です。)、賭博に関する話題、仮想通貨の投資に関する話題など…トレンドだけど内容的にセンシティブなものは扱わないようにしましょう。

Instagram(インスタグラム)のシャドウバン対処法

前述の原因4つに対応していくことになりますが、プラス効果的だといわれいてる方法を確認しましょう。

インスタグラムのシャドウバン対策①自動化アプリ等の削除

インスタグラムを成長させるために入れている自動化サービスやアプリケーションを削除しましょう。注意したいのは、Facebook上にそのアプリケーションが残っていないかどうか、ということです。

また、分析用に入れているアプリも、同じように悪影響を及ぼしている可能性があります。対策⑦の方法を試してみてもダメな場合で、分析アプリを入れている場合は分析アプリを削除することをおすすめします。

分析アプリを入れる場合は、アプリの評価をきちんとチェックしてから導入してください。

インスタグラムのシャドウバン対策②ハッシュタグの削除

ハッシュタグが連続していないか、もしくはBanned Hashtagを利用していないかどうかを調べてみてください。そのうえで、過去のポストであまりインプレッションが無いものはアーカイブする、もしくはタグを削除するなどの方法を取ってもいいでしょう。

また、ハッシュタグは30個まで使用できますが、ハッシュタグの多用が視認性が落ちるという理由で、インスタグラムから嫌われることもあります。厳選したハッシュタグを使用するようにしましょう。

インスタグラムのシャドウバン対策③投稿内容・コンテンツの確認

自分自身のPostを確認してみましょう。

  • 他者の投稿を許可なく使用していたりしませんか?
  • スクリーンショットを使用していませんか?
  • 商品画像など、著作権に違反した画像を使用していませんか?
  • 許可を得ている他者のコンテンツがある場合はキャプションに許可されている旨、コメントを入れておきましょう。

インスタグラムは「写真やビデオは自分で撮ったもののみを投稿し…」と記入しています。これに当てはまらないと判断された場合、注意が必要です。

スクショなどを使っている投稿はアーカイブ(それでもシャドウバンが解けない場合は、削除)することをおすすめします。

インスタグラムのシャドウバン対策④Instagramへの申し立て

シャドウバンが起こっていて、①~③に当てはまらない場合は、インスタグラム社へ問題報告の申し立てを行いましょう。

問題報告は、設定→ヘルプ→問題を報告を選び「機能の問題」を選びます。

なお問い合わせは日本語でもいいのですが、シャドウバンが直らない場合は「英語」で問い合わせをすると早いです。

以下に例文を示しますのでご利用ください。

Hello,sir.
My Post does not appear in the hashtag #●●●●. Is it a problem?
Please confirm and I will wait for your reply.
Thank you.

@アカウント名

(日本語訳)こんにちは
私の投稿が#●●●●というハッシュタグで表示されません。何が起こっていますか?確認して返信をください。
よろしくお願いいたします。

@アカウント名

インスタグラムのシャドウバン対策⑤プロフィールリンクを外す

インスタグラムは個人ドメインのURLについては厳しく制限はしていません。(が、内容が悪い場合は、ユーザーの報告によってシャドウバンが起こる可能性があるので注意してください。)

悪質もしくは法令違反の可能性があるリンク、またはスパム行為に認定されているリンクを貼っている場合に、シャドウバンが起こる可能性があるといわれています。

  • LinktreeやPOMU.MEなどのリンクツリーサイトのリンクを貼る
  • ポイ活等の「招待リンク」を貼る

シャドウバン中は楽天ROOMのリンクも、外しておいた方がいいといわれています。

シャドウバンが明けたときにオススメなのは、独自ドメインのウェブサイトが一番危なくありません。(必ずビジネスアカウントを「ブロガー」としておくことを忘れずに)

インスタグラムのシャドウバン対策⑥ログアウトしてみる

皆さんがやっている方法ですが…3日間完全にログアウトする、という方法です。なお、Facebookからもログアウトしておくことをおすすめしておきます。

インスタグラムは、イコールFacebookです。

インスタグラムのシャドウバン対策⑦ビジネスアカウント→個人アカウントにする

苦渋の決断ではありますが、ビジネスアカウントから個人アカウントに戻す方法があります。インサイトなどが確認できなくなりますので、外部の分析ツールを使う必要があります。

また、ビジネスアカウントから個人アカウントに戻すだけではだめで、Facebookページの削除も必要です。

ビジネスアカウントから個人アカウントに戻して、1カ月~2カ月ぐらい運用することをおすすめします。

Instagram(インスタグラム)のシャドウバン対策 参考サイト

私が今回が参考にしたサイトをご紹介します。(すべて英語版)

最後までお読みいただきありがとうございました!